雨竜沼湿原
雨竜沼湿原へ登山に行ってきました。前泊地の札幌を朝7時前に出発し、雨竜町から西方の増毛山地へと26km車で入っていきます。尾白利加(おしらりか)ダムを過ぎて、砂利道と舗装路が交互に出現する細い道を延々登って行くと、やっと登山口のゲートパークに到着しました。車を置き、管理棟で協力金を払い、さあ出発です。
9:29に出発です。
下山は15:00の予定です。
雨竜沼湿原は、暑寒別天売焼尻国定公園の一部で、
ラムサール条約湿地に登録されているとのことです。
ゲートパークにある山小屋の南暑寒荘です。
70人が宿泊可能です。
目の前はキャンプ場でした。
さあ登山開始です。
正面に見えるのは、四角形ですが丸山です。
あの頂上の高さが、目指す雨竜沼湿原の高さとのこと。
第一吊橋を渡ります。
冬期間は撤去されるらしい。
ペンケペタン川のきれいな流れを見ながら渡ります。
ここから本格的な登山開始です。
しばらく登ると右手に白竜の滝が見えてきました。
暑い日でしたが、とても涼しげです。
第2吊橋を渡ると、
険竜坂という岩だらけの急登に入ります。
汗だくになって、頑張って登っていくと、
やがて赤い岩がゴロゴロ転がる川原が見えてきました。
湿原が近いようです。
白い花はシロバナニガナです。
黄色のハナニガナは時々見かけますが、
シロバナニガナは初めて見ました。
感激。
赤い花はエゾノシモツケソウでしょうか。
ヤマハハコが咲いています。
可愛げですが、数は少なかった。
木道に出ました。
湿原の入口です。
小川で靴底を洗い、川をわたると、
そこは雨竜沼湿原です。
広々とした湿原と増毛山地の山々が見えています。
紫のタチキボウシが咲いています。
池塘が沢山あり、まさに高原の湿原です。
紫の花はエゾクガイソウ。
数は少ない。
湿原テラスに到着しました。
約2時間の行程です。
ここで休憩、昼食をいただきます。
外で食べるおにぎりは、格別の味です。
風が気持ちいい。
さて木道を巡って湿原を半周し、
展望台を目指します。
2.5km、1時間の道のりです。
複雑な形の池塘があります。
青い花のサワギキョウが群生したいました。
木道をずんずん進みます。
左の南暑寒岳まで登り4時間、
右の暑寒別岳まで登り6時間20分かかります。
次回のお楽しみにしておきましょう。
黄色いウリュウコウホネが咲いています。
わずかしか咲いていなかったので、
見られてよかった。
丸い池塘がおもしろい。
白い花はウメバチソウでしょうか。
黄色のこの花は何でしょうか。
ハナイカリでしょうか。
黄色いミヤマアキノキリンソウです。
これはチングルマの果実です。
羽毛状の雌しべが特徴とのこと。
湿原の西端まで来ました。
展望台まで行ってみましょう。
白い花はサワシロギクです。
ややきつい登りを20分ほど進むと、
雨竜沼展望台に到着しました。
ここには、沢山の人が休憩をしており、
座る場所も無いくらい。
景色が良く、
沢山の池塘がまるで地図のように
きれいに見えています。
さあ戻りましょう。
一直線の木道を進みます。
木道は時計回りの1方通行です。
わずかの滞在だった湿原と山々にお別れです。
赤い実はは何でしょう。
下りは、楽な岩ごろごろの道です。
15時にはゲートパークにもどりました。
ここで新たな発見が。
熊目撃情報が多数とのこと。
気づくの、遅いっしょ!
着換えて、今夜の宿泊地の
秩父別温泉「ちっぷ ゆう&ゆ」に向かいました。
温泉にゆったりとつかり、
夕食をおいしくいただきました。
まだ明るいのに、お酒が進む登山の1日でした。
翌朝、4時過ぎに起床し、ランニングへ。
きれいな田んぼです。
秩父別町はバラ園が有名とのこと。
国道もこんな名前になりました。
秩父別に朝日が昇ります。
朝日に輝く稲穂です。
ヒマワリがきれい。
ここは「鐘のなるまち秩父別」。
秩父別駅に来ました。
近所のおじさんでしょうか、
花壇の手入れをされていましたよ。
このレールは、今年で廃止される
増毛駅まで続いています。
朝食をおいしくいただき、
力をつけて、
焼尻へと出発していくのでした。