小幌駅に行ってきました
秋の日に、JR室蘭線の秘境駅「小幌駅」へ、トレッキングで行ってきました。高速を豊浦ICで降りて、国道37号を長万部方向に走ります。礼文華トンネルを抜けると、すぐ左手に林道があり、そこに車を止めました。登山同様の準備をして、午前7時38分、さあ出発です。
まず、岩屋観音(小幌洞窟)がある海岸を目指します。
ずっと右下にあるようです。
エゾノコンギクが咲いています。
林道は車1台ゆったり通過できる、
きれいな道です。
ただ、一般車両は通行止めとのことです。
岩屋観音への案内板がありました。
ちょっとほっとしますね。
紫のエゾトリカブト発見。
きれいなのですが・・・。
赤い花はミズヒキのようです。
白い花は何でしょう。
コハマギクでしょうか。
20分ほど林道を進むと、
砂防ダムのある小さな沢に出ました。
ここから右に折れて、
沢沿いを海へ海へと下って行きます。
砂防ダムを横切り、本格的な登山(下山?)の開始です。
登山靴でないと、歩行はやや困難です。
黄色い花は何でしょう?
ミゾホオズキでしょうか。
所々、ロープが張られた急な坂を、
滑らないように、ゆっくりと慎重に降りて行きます。
約30分ほど頑張って降りると、
やっと海岸に出ました。
海岸右手は行き止まりです。
左手も崖です。
桟橋があるので、以前は船で行き来したようです。
海岸右手に岩屋観音堂(小幌洞窟)がありました。
中には円空作の木彫りの仏像(レプリカ)がありました。
しばしのお参りを済ませて、
洞窟の右後方へと坂を上り、
小幌駅を目指しましょう。
かなり急な坂で、
ここにも何本がロープが張ってありました。
御年輩には、ちときついですね。
約20分ほど頑張って登ると、8時50分、
本日のお目当ての小幌駅に到着しました。
上りのホームには、
8時38分の普通列車で来たと思われる、
立派なカメラをもったアベックがいました。
上りの時刻表には4本の列車が記載されています。
次の列車は15時13分長万部行きです。
隣駅は、礼文と静狩です。
もちろん、歩いてはいけません。
「列車が来ます」の合図とともに、
トンネル内から強風が吹き始めました。
寒いくらいで、飛ばされそう!
ゴーッと、目の前を特急が高速で通過しました。
びっくり!
あっという間に、長万部方面のトンネル内に
消えていきました。
風もぴたりと止み、静寂が戻りました。
線路を渡り、下りホームへ来ました。
奥は山です。
道はありません。
下りホームに、
大きめのプラスチックケースを発見。
なかにノートがあります。
全国から来た、鉄道ファンの熱い思いが、
これでもかと、記載されていました。
昨日も来ていたようです。
また、記念切符の大型レプリカも置いてあり、
日付の変更も可能で、記念写真を撮りましたよ。
私の誕生日です。
いたってシンプルな上りホームは、
秘境駅にふさわしい。
以前あった、小幌仙人の住居跡などは、
とっくに撤去された後のようでした。
小幌の、もう一つの浜の、
文太郎浜へ降りて見ました。
10分ほどです。
釣りができそうですが、何もありませんでした。
さて、小幌駅にもどり、
そろそろもと来た道を帰りましょう。
途中、岩屋観音への看板が唯一ありました。
少しだけ、観光地らしい。
黄色い花はエゾタチカタバミでしょうか。
オオイヌノフグリがきれいに咲いていました。
7月の花なのですけどね。
帰りはわずか1時間10分で車にもどりました。
楽勝、10時50分です。
それにしても、8時38分に小幌駅に来たあの3人は、
15時過ぎの次の列車までの7時間を、
何をして過ごすのでしょう?
なにせ秘境駅ですから。
昼食は、伊達市長和の国道37号沿いにあるラーメン店、
「ちゃーしゅー工房総本店」へ行きました。
キングセット(だったと思う)を注文です。
ラーメン・チャーハン・ザンギがつきます。
おいしく食べました。
特にチャーハンがお勧め!
また食べに行きたい。
その後、伊達温泉でゆっくり汗を流して帰りました。
さて、日ハム戦の応援です。